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イチジ九

すべからくどうしようもない日常のあれこれ。 ネタバレ盛り沢山ですので注意!

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なん、だと…!

mixiでペルソナのコミュを遡っていたらペルソナ2もPSPに移植って、まじでか!

うお、うおおお!そんなことになったら私今以上にテンション上がって呼吸困難になってしまうわ!
俺の嫁ギンコが変わらずに達也大好き!ならそれでいい。罪の最後の泣き笑いのようなギンコがべらぼうにかわいいんですはあはあ。
ペルソナ1で戦闘シーンとかの曲が変わってしまったけれど、2はそのままがいいなあと思う私は今現在2のサントラをヘビロテしているからに他ならない。聖槍騎士団の戦闘曲がダイッスキーなんですが、二枚組のアルバムでよりにもよって聖槍騎士団が入ってる方のCDが行方不明とかこれ如何に。
買えってか。買い直せってか。探しても見つからなかったら買ってやんよ!と思うのと同時、いい加減P4のサントラも買ってこい私。
何というアトラスほいほい。だが喜んで釣られます。

何だかんだでシリーズの中で2が一番好きかも。罪の高校生組もかわいいし、罰のぐだぐだな大人達も愛しいよ!笑
南条くんがヘルメットでエリーが髪を切ってしまってレイジが爆弾発言かますのも何かもいいじゃないかーくそーすきだー。

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明日は



母の日なので、ママンにオーブンレンジを買ってあげました。といってもそんな高いものじゃないんですが…

いい加減我が家の電子レンジが温めしかできないのにぎりぎりした結果でもあるのは秘密です。
ただ、レンジを置く場所がすごいぎりぎりな上拡大できないという条件だったので、今まで使っていたレンジの大きさ計り、電気屋でもあれこれと目星を付けていたレンジを計るという羞恥プレイな行為のお陰でぴったり収まって一安心。多少高さがあったけど、そこは目を瞑ってもらおう!
これでフライパンでクッキー焼いたり、チーズケーキ焼いたりしなくて済むんだZE☆
今度暇な週末の時にでも何か作ろうと思います。

次は目指せドラム式洗濯機!(我が家ま未だに二層式!)


話変わってペルソナ。
ラストダンジョンのアヴィデア界までやってきましためんどくせえええええええ!!!!
現在のレベルが50なので、あと最低20くらいはレベル上げに勤しみたいと思います…orz
本編内容は色々覚えてるところは覚えているけれど、忘れているところが当然あるわけで。
神取との戦闘途中でまさかのニャルラトホテプの介入に思わず「おまえええええええええ!!!!」と素で突っ込んでました。
こんな前からペル2の複線かよ!と言った後に、それから2→3→4の流れを思い出して涙…
特に達也とP3主の事を考えるとどうしようもない…
もう俺たちの街しか残ってないけど帰るよって達也ああああああああああ!!!!!(ばんばんばん)


ペルソナがすきです(結論)

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俺と受験と夏休み(ヒバツナ文)④


「ええっ? ランボが夏風邪?」

 朝、母親からの電話に何かと思って出てみればそういう事だった。
 ビアンキとリボーンはすでに一日出かけてしまっているらしく、奈々は奈々で今日の夜には高校の同窓会があるとかで家にはイーピンとフゥ太しかいなくなってしまうらしい。

『だからね、つーくん。お勉強がんばってるのに悪いんだけど、今日だけお家に帰ってきてくれないかしら?』
「あー…わかったよ。ちょっと雲雀さんに言ってからそっち戻るから」
『ごめんね~』

 ぴ、とボタンを押して通話を切ると、綱吉は携帯を閉じた。やれやれとため息を吐いて、夏の日射しが照りつけるベランダから室内へと戻る。ひんやりとした冷房の空気に迎え入れられれば、綱吉はテーブルに頬杖をついてニュースを見ている雲雀の隣に腰を下ろした。

「雲雀さん、ちょっとお願いがあるんですが」
「ん?」

 テレビから綱吉へと視線を向けて、雲雀は短く訊く。綱吉はえーと、と少し言い淀んでから口を開いた。

「あの、ランボが夏風邪引いたらしくて、今日一日フゥ太とイーピンしかいないみたいなんです。明日には戻ってくるんで、一度家に戻ってもいいですか?」
「ふうん」

 いう彼の言葉にそう軽く相槌を打つと、雲雀は少しの間の後にいいよ、とそっけない返答をして再びテレビへと視線を戻してしまった。

「雲雀さん?」
「なに」
「あ、いや。じゃあ俺、支度しますね」
「ん」

 と、返事を返す雲雀の視線はやはりテレビに向けられたままだ。
 何となく――本当に何となくだけど綱吉は雲雀の様子に僅かな不自然さを感じた気がした。けれど、『不自然』と思ってはみたものの。それが何なのかと聞かれれば説明の言葉が思い浮かばない。
 それでも何だかしっくりこないなあと首を傾げるけれど、目の前の雲雀はテレビから流されるニュースをぼんやりと見ているだけ。
 結局綱吉は「気のせい」だと無理矢理言い聞かせて、自分を納得させてから立ち上がった。



 *



「ただいまー」
「お帰りツナ兄!」
「おかえりなさい!」

 久しぶりの我が家に顔を出せば、フゥ太とイーピンが飛びかかる勢いで綱吉を出迎えてくれた。足やら腕やらにまとわりつく二人をそのままに自分の部屋に向かえば、布団にくるまって呑気に寝ているランボの姿があった。

「なんだ。風邪引いたって聞いてたけど意外と大丈夫そうだな」
「うん、昨日の内に熱は下がったから今日は様子見みたいなものなんだ。ママンが心配性だからツナ兄がいた方がいいだろうって」

 チビ達の中では「お兄ちゃん」のフゥ太がにこにこと答える。床に座って寝ているランボの額に触れてみれば、確に掌に感じる体温は平熱のようだ。それなりに心配をしていた綱吉はほっ、と安堵の息を吐く。すると、フゥ太が機嫌よく綱吉の背中に抱きついてきた。

「ねえねえツナ兄! 久しぶりなんだし、ゲームの対戦しようよ!」

 いうフゥ太に便乗して、イーピンもまた綱吉の膝の上に乗り上げ、すっかり上達した日本語で構ってくれと主張してくるではないか。

「おまえら、俺が受験生だってこと忘れてるだろう」

 一応建前のように言ってはみるものの、なんだかんだで綱吉自身も久しぶりに感じる騒がしさが楽しくて。強請られるままテレビに繋げた状態のゲーム機を起動させれば、フゥ太が最近買ったばかりの格闘ゲームのソフトをセットした。スタートボタンでオープニング画面を飛ばして、対戦モードを選択。キャラクター画面に移行すれば、綱吉とフゥ太は各々得意なキャラクターをセレクトした。対戦の開始だ。
 テレビから『Fight!』のかけ声が掛かると二人は慣れた手付きでコマンド入力を繰り返し、最初は綱吉が優勢になる。フゥ太のキャラクターが徐々に、けれど確実に体力が減っていく。と、劣勢だったフゥ太は綱吉の攻撃を交したその瞬間を見逃さず、すぐさま超必殺技を繰り出した。狙い違わず、それは綱吉のキャラクターに命中。更にふっ飛んだ相手を追い掛け、続け様にコンボを叩き込められてしまえば勝者はフゥ太であった。

「やったー! 僕の勝ち!」
「まじかよ…」
「ツナ兄、もう一回!」
「望むところだ!」

 いうなり綱吉は腕捲りをし、臨戦態勢に備えて膝に乗せていたイーピンを下ろした。再び画面はキャラクター選択に戻り、今度は違うキャラクターにしようと綱吉はカーソルを移動させていく。
 と、

「ツナいるー! ランボさんもゲーム!」

 突如背後から上がった騒がしい声に振り返れば、いつの間にか起きてしまったらしいランボが布団から這い出てきたところだった。
 綱吉の腕の中に頭を突っ込めば、もぞもぞと妙な動きでコントローラーへ手を伸ばす。

「こらランボ! おまえはおとなしく寝てろ!」
「ランボさんも遊ぶもんね!」
「俺がなんで帰ってきたと思ってるんだよ!! いいから布団に戻れっ」
「あーそーぶー!」

 ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ。

 プラス一人(一匹?)が増えただけなのにも関わらず、一気に部屋は火のついたような大騒ぎになった。
 へばりつくランボを引っ剥がして布団に押し戻すと、息つく暇もなくかまえかまえと言わんばかりに甘えてくるフゥ太とイーピン。仕方がないのでその二人の相手をしてやっていれば、またもやランボも「遊ぶ!」と騒ぎはじめるからエンドレスループだ。
 綱吉はどうにかこうにか三人の相手をしてやっていると、あっという間に時間は過ぎて夜になってしまっていた。
 フゥ太、ランボ、イーピンの三人に母親の奈々が用意してくれていた夕飯を食べさせた後は、騒ぎ疲れたのか三人共ぐっすりと寝に入ったのを見て、ようやく綱吉は人心地着いた。
 そうしてフゥ太の布団を掛け直してやると、ふいに雲雀のことを考えた。

(雲雀さん…ちゃんとご飯食ってるかな)

 どうせ明日には戻るというのもあって、深く考えずに出てきてしまったけれど。
 そういえば冷蔵庫の中に食べられるものがあっただろうかと考えを巡らせてみる。

(どうせなら何か作ってきた方がよかったか。て、いっても一日だけだし、そんな心配することないよな? ランボじゃないんだし)

 胸中で呟いて、また。今朝、雲雀に感じた違和感を思い出す。気のせいだと思い込もうとすればするほど、それは綱吉の心に波紋を広げる。
 何だろうか。この雲雀に対しての不自然さは。否、不自然というよりは、違和感といった方が近い気がする。それは雲雀が、ではなく、

(俺が?)

 つと。
 そこで思考が止まる。何か。はっきりとしないけれど、『何か』が掴めそうな気がした。けれど、突如発したランボの「ガハハハハ!」という寝ぼけ笑いに阻まれて結局は掴みきれずに思考は霧散されてしまった。

「……寝よ」

 言うなり、綱吉はため息を吐いて無理矢理目を閉じたけれど。
 眠りに辿りつくまではまだ少し、遠い。




 *





 次の日。
 自宅から雲雀のマンションに戻る途中に寄ったスーパーの買い物袋を下げた綱吉は、彼の部屋の前でインターフォンを鳴らすのを躊躇っていた。

「うーん」

 一人ドアの前で唸りながら、何をこんなに緊張しているんだろうか、とか。たった一日しか経っていないのに、とか色々言い訳をしながらも、指がどうしてもインターフォンを押せないでいる。
 やっぱり何も変わっていない黒いドアを見つめ、中にいるであろう雲雀を想像すればまた、うーんと唸ってしまう。

(あーもう! どうにでもなれ!)

 買い物袋の重さに指が痺れてきたのも手伝って、半ばヤケになりつつ綱吉は腕と指をインターフォンに向けて伸ばした。

 ピンポーン。

 単調な電子音が鳴って、綱吉の来訪を室内へ告げる。少しの間の後に室内にあるインターフォンの受話器が上がる気配に続いて、声。

『誰?』
「あ、俺です! 沢田です!」
『……空いてる』

 それだけ言われて、通話は切られた。綱吉は言われた通りにドアノブを回してみれば、雲雀のいう通り鍵は掛かっておらず(不用心だな!)、玄関を開けて中に入るとちょうど雲雀が顔を出したところで。
 ばっちり視線が合ってしまった。

「…ただいま、戻りました」
「おかえり」

 へら、と何とか笑ってみれば、昨日と何ら変わらない雲雀から出迎えの言葉を返された。
 そのまま雲雀は綱吉に歩み寄ると、おもむろにその黒い頭をぽすり、と綱吉の肩に乗せてきた。
 予想外の行動に思わず持っていたスーパーの袋を落としそうになったけれど、中に卵が入っていたことで綱吉を現実に引き留めてくれた。が。ある意味生き地獄だ。

「雲雀さんっ?」
「……お腹空いた」
「へ?」

 ぽそ、と言われた呟きに、思わず間の抜けた声を上げてしまった。そしてまさか、とある考えが浮かんで口の端が引きつった。

「…雲雀さん、昨日何食べました?」
「食べてない」
「はあ!?」
「面倒だったから食べてない。どうせ沢田、今日戻ってくるから」
「いや確にそうですけど! でもだからって何も食べないで待たないでくださいよ!」
「君が今すぐ作ればいい話じゃない?」
「……それ、屁理屈っていいませんか?」
「僕に意見するなんて偉くなったものだね?」
「食べたいものは何でしょうか雲雀さま!」


 肩から頭を上げた雲雀の顔が至近距離で笑うものだから、本気で泣きそうになった綱吉はそう言うしかなかった。
 雲雀はそんな綱吉に満足したのか「ハンバーグ」とだけ言い残して、手に持っていたスーパーの袋を奪うとさっさとキッチンに向かう。

 果たして。

 綱吉の買い込んできた材料がハンバーグだと知ってのことかどうか、確かめる術はないけれど。
 去り際に、ふっ、と。
 微笑むようにして笑った雲雀に一瞬どきりとしてしまったのは、言わないでおこうと誓った。





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俺と受験と夏休み(ヒバツナ文)③


 人間の適応力っていうものはすごいなあと、綱吉は他人事のように思いながら目を覚ました。
 雲雀のマンションへ強制合宿を強いられてから一週間が経過していた。
 初めてここに拉致されてきた時は様々なプレッシャーに押しつぶされそうだったけれど、三日も経てば人は現状を受け入れるしかなくなるらしい。否、確かにそれもあるが、中学一年のある日からいきなり赤ん坊のヒットマンが家庭教師として押しかけてきてからはマフィアのボスになるべく、撃たれたり死んだり生き返ったり修行したり暗殺部隊と戦わされたりと現在進行形で(※ここ重要)忙しい為、綱吉には非現実を受け入れてしまうというあまり嬉しくない免疫が知らずについてしまっていた。
 目の前で起きて、巻き込まれていく日常をどれだけ否定しようが逃げようが、それらが叶うわけがないと本能で悟った上での諦め、ともいうけれど。
 そのことに少しだけ落ち込みながら、綱吉は上半身を起こした。隣ではいまだ眠りにつく雲雀がいる。
 雲雀の部屋に夏休みの間だけ住み込むのは覚悟したのだが、よくよく考えれば『あの』雲雀恭弥の家に客用の布団などあるはずがなく。初めて訪れた日の夜に、床で寝ろと言われるのを覚悟していたのだが、返ってきたのは予想外の返答だった。

「一緒に寝ればいいだけでしょ」

 さらりと。
 事もなげに言われた言葉に反応できず、その日何度目かの思考停止体験を経験した。
 確かにあの日はうっかり気を失って、気がついた時には雲雀のベッドに寝かされていた。ついでに目を覚ました時には何故か隣で雲雀が昼寝をしていたけれど。
 あれだけでも心臓に悪いというのに毎日一緒に寝るだなんて!
 綱吉は胸中で頭を抱えはしたが、かといって毎日床で寝るのは正直、しんどい。
 結局綱吉は様々な葛藤の末、雲雀のベッドに寝かせてもらうことになったのだけど、それとは別にいつの間にか朝昼晩のご飯係りになってしまっていた。

(だってあの人、放っておいたら何食べてるかわからないし!)

 すでに冷蔵庫内は綱吉の領域だった。初めの一日目は夕飯しか食べていなかったのでわからなかったが、雲雀は基本的に自分で料理をしないらしい。まあその辺は想像の範囲内だったけれど、それ以前に彼は食事を買いに行ったり食べに行ったりという行為が面倒のようで。食べることは嫌いではないが、買いに行くのが嫌だという。そうなると必然的に出前が多くなるのだが、電話を掛けるのも億劫な時も少なくないらしく、そうなると雲雀の主食は専ら栄養ゼリーやカロリーメイト等々。
 さすがの綱吉も三日目には見ていられなくなったのと、自分もそれだけでは辛くなっていたのもあって勉強を教えてもらっているお礼(お詫び?)も兼ねて料理をする役を買って出た。
 とはいっても所詮一介の男子高校生。作るといっても大ざっぱなものしかできないというもの。けれど、沢田家には面倒を見なければならない子供たちが多数居候しているので、食べられないものではない。この時ばかりは母親・奈々の「今時の男の子は料理くらいできなきゃだめよ~」と無理矢理台所に立たせてくれてたことをありがたく思った。

(それにしても)

 ちらりと、綱吉は隣で眠る雲雀の姿をみて、

(あんなんばっかりしか食ってないのに俺より身長が高いなんて、詐欺だ!)

 そうぶちぶちと文句を独りごちながらベッドを抜け出した。
 ダイニング兼用のキッチンに立つと、乾かしておいたフライパンをガスコンロの上に置いて火を点ける。適度に熱したところに油を引いて卵を割り入れれば、怒りをぶつけるように菜箸を動かしてスクランブルエッグを作りあげていく。再び冷蔵庫を開けてレタスを取り出し、ざっと洗って適当にちぎった葉を皿にのせる。その上に先ほどのスクランブルエッグを加えて、トーストとコーヒーを用意しようとすれば、背後でドアが開く。

「おはよ」
「おはようございます」

 ふわあ、とあくびをひとつあげて、雲雀は顔を洗いに洗面所に向かった。
 雲雀が戻る頃にはすっかり朝食は出来上がっていて、テーブルについた雲雀は今日配達された新聞を広げる。綱吉はコーヒーを淹れたマグカップを二つ持って座れば、一瞬、あれなんかこれ夫婦みたいじゃない? とか思ってしまった。そんな馬鹿な。


 ともあれ。
 二人の朝は何だかんだでこんな調子で、一日は始まる。







「沢田、ここの計算間違ってるよ」
「あ、すいません。どこですか?」
「五問目と六問目。この二つは引っ掛け問題だから」

 気をつけて、と雲雀は綱吉が間違った問題をスラスラと解いてみせる。
 流れるような文字を目で追いながら、雲雀の教え方はうまいなあと感心してしまう。否、うまいのは綱吉の苦手な部分を見つけることが、かもしれない。今みたいに数学の問題を解いて行き詰まればどこで計算式が食い違っているのかをすぐに指定くれるものだから、さすがの綱吉にもわかりやすい。
 雲雀は五問目の問題を解いてみせては六問目を解いてみなよ、と綱吉に言った後は再び文庫本を開いた。

(こうして黙っていれば、きれいな人なんだよなー)

問題を解いている合間にちらりと雲雀を見て、思う。少し癖のある黒い髪と、髪と同じ色の目は切長で。縁取るような睫は長くて更に雲雀の容姿を際立たせているというもの。雲雀の性格、というか行動故に表だって騒がれたりはしないけれど、それでもしっかりと根強いファンがいることを綱吉は知っている。

「…ねえ、僕に何か言いたいことでもあるの?」
「うわすいません! ぼんやりしてました!!」

 少しのつもりがいつの間にか雲雀を凝視してしまっていたらしく、文庫本から不機嫌に上げられた目線から逃れるように、慌てて問題に向き直った。しかし、雲雀は本を閉じて綱吉に手を伸ばしてきた。
 やばい噛み殺される! と覚悟して目を閉じるものの、その手が綱吉に届く前に携帯の着信音が部屋に鳴り響いた。

「君じゃないの?」
「すすすすいません!」

 ピカピカと点灯を繰り返して鳴り続ける携帯電話を放られて、綱吉は謝りつつも受け取った。慌てて携帯を開いてみれば、ディスプレイ画面には「獄寺隼人」の文字。

(獄寺、くん?)

 どうにも嫌な予感しかしないけれど、かといって出ないわけにもいかない。綱吉はささやかな抵抗として雲雀に背を向けると、覚悟を決めて通話ボタンを押した。

「もしも…」
『ご無事ですか十代目ー!!!!』
「ご、獄寺くん…」

 飛び込んできた予想通り過ぎる獄寺の叫び声に、綱吉はひくりと口許を引きつらせた。
 やばい。この調子だと獄寺くんは今、俺がどこにいるか知ってしまっている。
 一気に頭の中に起こりうる最悪の事態が駆け抜けた。ちらりと、綱吉は背後にいる雲雀の様子を伺ってみる。雲雀は無関心を装うように読書を再開させてはいるが、纏っているオーラは間違いなく不機嫌そのものだ。
 絶対さっきの獄寺くんの声聞こえてるよ! と板挟みな現状に泣きたくなったけれど、今は泣いている場合じゃない。

「獄寺くん、えと、どうかした?」
『リボーンさんから聞きましたよ! 今、雲雀の野郎に拉致されてれしいじゃないですか!? すぐに助けにいきますから…っ!』
「うわあああ! ちょっとまってちょっとまって落ち着いて獄寺くん!」
『安心してください十代目! 俺のダイナマイトで跡形もなく片付けますから!』
「だからちょっと待ってってばー!!」

 それが一番嫌なんだってば!
 そう続けることはできないのがもどかしい。しかしここで諦めてしまっては、自分を守る為! と使命感に燃えた自称右腕と、並盛最強の元・風紀委員長のバトルで軽くマンションの一つや二つの犠牲が出るのは明白。綱吉は獄寺の勢いに負けないくらい声を張り上げて、必死に彼の誤解(拉致の部分はこの際スルーして)を解くべく言葉を選んで説き伏せた。
 結構な時間を要して、何とかしぶしぶ納得した獄寺に安堵して、綱吉は携帯を切ってため息を吐いた。受験の為の数学問題より、こっちの方がよっぽど骨が折れるというものだ。

「お迎えは来ないのかい?」
「…雲雀さん、全部聞いてたじゃないですか」
「まあ、君の選択は正しいんじゃない? 余計な血を見ないで済んだわけだし」
「……どうも」

 がっくりと、様々な疲労感を背負いながら綱吉は肩を落とした。
 そして何気なくもう一度雲雀を見やれば、少しだけ。
 彼の顔が楽しそうに笑っているように見えた。


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頼られるポイント

友人のAちゃんから連絡があったかと思えば唐突に訊かれたことが


「黒のストレートなウィッグ持ってない?」


……いや、うん。持ってる…持ってるけどさあ!お芝居で必要という話題で、一番に私が思いつかれたことに喜んでいいのか泣いたらいいのかどんな顔をしたらいいかわからないの!
………笑えば、いいと思うよ…(違う)

そんなこんなで、クローゼットの奥のパンドラの箱からウィッグを発掘して数分後に我が家まできてくれたAちゃんに渡しながら少しばかりの井戸端会議。
ああだこうだと最近の話をしていたんですが、その途中で自分たちの年齢の話になって素で頭抱えました。アーッ!
20歳越えてから早いとはよくいうけれど、それにしては早すぎだろう時間!時は常に駆け抜けすぎてます。
誰か止めて!止まって時間!!
無茶ぶりだとわかってはいても言わずにはいられない。でもヲタクが楽しすぎる私万死。頭の片隅には自重せよという言葉が聞こえなくもないです。微かに(…)

まあお互い今度飲みにいこうぜ…!という約束をして、彼女を見送ってから家に戻ったわけなんですがまさかの


玄関が閉まってるっていう。


ええええええええええええええええええええええええ。
ほんの数十分外に出てただけなのに鍵が閉められるってどういうこと…!
というか、家のすぐ目の前な上にすぐ帰るつもりな私は当然カギを持っているわけもなく。
携帯を持っていただけが救いで、父上に電話をして玄関開けてと訴えたらば爆笑されました。
好きで追い出されてたんじゃないやい…!!

わざわざオチがなくてもいいじゃないと思うのは私だけじゃないと思うんですがどうでしょう。

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