まさに息つく暇もない1話でした。
わかってはいたけれど、否、わかっていたからこそ重い1話だったのか。
IHのときの及川の「いつかおまえに追いつかれるのかもしれない」という言葉と、天才へのコンプレックス。いくら周囲から注目されようとも、その上をいく人間への決して拭えないそれはコンプレックスなんて言葉で片づけらないほど及川をひどく叩きのめしていたと思う。
叩くなら折れるまで、という及川の言葉はまさに自分自身への戒めのようで。けれどもその反面で「才能は開花させるもの。センスは磨くもの」と自身の限界を諦めずに今日まできて、そうして追いつかれて、追い越されたと痛感したのがあの最後のとびおと向き合った表情なのかと。
IH敗退があるためか、この1戦が本当に本当に重くてつらい。
もちろん烏野が勝ってくれてうれしいけれど、今まで以上に勝利の責任を背負った感がすごい。
原作を読んだときも思ったけれど、どっちが勝ってもおかしくない試合でした。
新戦力である狂犬ちゃんを入れたからの結果なのか、いれなくてもこの結果なのか、それはわからないことで。本当にほんの少しの偶然や、タイミングという僅差での勝利だと思う。けれど、その偶然やタイミングが僅差になったのはあの夏での敗退と、ここに至るまでの烏野の努力があったからで。言葉を重ねれば重ねるほど陳腐になっていくので、ただただ本当に良い試合であったのは間違いない。
最後の及川が岩ちゃんへ合図を送る瞬間が本当にだめで。信頼を送って、受け取った岩ちゃんが決められなかったことを悔やむ次回をいまから想像するだけで立ち直れない。私が。
烏野ベンチ側の人間だけど、それだけ青城との間には色々な想いがあってとても複雑です。
そんなハイキュー2期もついに最終回かと思うと、秋まで馬車馬のように働くしかない。がんばろう。
何回も見返すには体力のいる一戦なので、心に余裕があるときに観ようと思います。それでは
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