新世界より上中下(貴志祐介)
ファンタジーかと思ったらまさかのSFでした。
舞台は今の現代から千年ほど経過してるものの、文明はずいぶん退化しています。車や携帯電話などもなければ電気がそもそもない。その代わり、人類は神の力と言われるPK(超能力)が使えるようになっています。しかしPK能力が使えるようになった反面、人間が人間を殺すと自分自身の心臓が止まるというDNAが組み込まれるようになっているため、人同士の殺し合いができないようになっているものの、そうなるまでの過程がものすごく血塗られた歴史でした。その話は「旧世界」として今度出るらしいですが、この話でも十分すぎるくらいあれそれな展開があったので、私は旧世界と向き合える気がしません・・・
この本自体はすごく面白かったです。上の前半部分は説明が多いので多少くじけそうになりますが、それが過ぎればあっという間に読み進めました。ちょっとグロテスクな表現がありますけど。
決してハッピーエンドではない本ですが、いろいろと思わせられる作品。
旧世界・・・気になるけど、すでに新世界の作中でやばさは十分すぎるほど伝わってるんだよな・・・
そしてこの作品がアニメ化だとこの間叫んだんですが、本当にホモォもレズゥもある内容なのと、頭吹っ飛んだりなんだりとするシーンが多すぎるのでどこまでやるのか!
あと文章では読めるけど、映像にしてしまったら耐えられるか謎い。私が。
次はようやくデュラ新刊読むんだ!待っててろっちー!!
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