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イチジ九

すべからくどうしようもない日常のあれこれ。 ネタバレ盛り沢山ですので注意!

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ヒューゴ小話

「わたしと付き合ってください!」
 何の前触れもなく唐突にぶつけられた告白に、ヒューゴは暫く固まることしか出来なかった。目の前の音子は顔を真っ赤にしてプルプル震えているので、その様子はまるで小動物を連想させた。確かに音子はかわいらしい。そう、それは異性に対する恋愛のそれではなく、庇護欲とかそういったものの類だ。つまり、彼女からの告白は受け取れないということになる。のだが、あまりにも必死な彼女を目の当たりにしているため、どうしたら傷つけずに断れるかを固まっている数秒の間で様々なパターンを考察した。しかし元々しゃべるのが苦手なため、想像の中でのオチは「すまない」と告げて彼女を泣かせてしまう。
 どうする? どうしたらいい? とヒューゴは自問自答を繰り返している間に、音子はもう一歩ヒューゴに詰め寄った。戦慄く唇が意を決したように引き結ばれる。
「一日だけでいいんです! お願いします、付き合ってください!」
「…………一日?」
「はい!」
「一日だけ、とは」
「あ、はい。明日、父がわたしにお見合いを勧めるために上京してくるので、諦めてもらうためなんですけど」
「……そうか」
 ふっとヒューゴは息を吐くと、一気に疲労に襲われた気がした。遠くを見るように視線を逸らすと、音子が慌てたように言葉を続ける。
「あ、あの、やっぱりだめですか?」
「いや、……というか改めて訊くが、俺でいいのか?」
「はい! ヒューゴさんがいいです!」
 きらっきらの笑顔で断言されてしまえば、その勢いに押されて「わかった」とヒューゴは頷いてしまった。けれど頷いてから半日ほど経過して、自分が日本人ではないことに気がつく。奏組はもとより、この帝国劇場にいるとうっかり忘れがちになるが、まだまだこの日本という国で異国人というのは珍しい。来日したばかりは奇異の目で見られていたことを思い出し、ヒューゴは今さらのように困惑した。やはり断った方がいいだろうと自室から出ようとしたところで、タイミング良くルイスと鉢合わせた。話し合いとなれば直接自分でするよりも、ルイスが間に入った方がスムーズに進む。そう思ってヒューゴが口を開くよりも、ルイスの方がはやかった。
「ヒューゴ、ちょうど良かった」
「え?」
「こちらへ。音子さんがお待ちですよ」
「ミヤビが? いや、というか、そのミヤビのことなんだが」
「向こうに着いたら聞きましょう」
 こちらの言い分にはまったく耳が貸されず、談話室まで強制連行されてしまう。そうしてその談話室では、ルイスとヒューゴを覗く奏組のメンバーが集まっていた。中心には先ほどから気に掛けていた音子がいて、けれど彼女の格好がいつもと違うことに気がつく。普段着ている服装よりも、色合いが明るい。髪にも飾りが施されており、慣れないのか照れたように俯いている。
「あ、あああのヒューゴさん、どうですか?」
「それは?」
「明日のために笙さんが選んでくれたんですけど、やっぱり変ですか? おかしいですか?」
「いや、似合ってる」
「本当ですか!?」
「ああ」
「社交辞令だよ社交辞令」
「わ、わかってるもん!」
 横から茶々を入れる源三郎に噛みつく音子を尻目に、完全に断るタイミングを逃したとヒューゴが気がつくのは自室に戻ってからであった。

--------------

三巻のお見合い話とヒューゴのデレっぷりにでカッとなったらこうなった。あれ。
私の中でどんどんヒューゴがかわいそうな子になっていく・・・王子ポジションのはずなのに!

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遭遇

二月も後半だというのに風の冷たさに震えながらアイスを買いに行った矢先でばったり友人と遭遇しました。
年末に双子が産まれたーというメール連絡は着てたんですが、実際に会うのはよくよく考えて三年ぶりとかかと思いついてざわ・・・!となりました。
そうだわ、まだヤツが結婚してなくて年明け一発目に友人ズに拉致られて朝の6時までカラオケしてたなと思いだしてブログの記事確認したら2010年とか・・・!ひい!きっちり3年前!
この三年で彼は3人の子供の父親になりました。小学生のときからの付き合いなので、いまさらながらになんとも言えない気持ちになります。こう、生暖かい目的な意味で。

そんなこんなで友人と立ち話してアイス買って帰ったらまんまんと奏組の3巻を買うのを忘れました。ジーザス。
明日は忘れずに買って帰ろうとここに誓いたいですがいかんせん寒い。

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どうしてこうなった

昨日は仕事帰りに友人と会う約束をしていたのですが、会社から友人宅までの道のりがわからないので、アリオス(車)のナビで「推奨」の道のりで進んだら山一つ越えさせられたんですがどういうことなの。
自分以外誰も通らない山道な上に、ナビの指示をミスって違う道に進んだらどうみても一般道には行けないところに入ってひいいいいいってなってしかもUターンするにもめちゃくちゃ切り返ししなくてはいけない場所でさらにひいいいいいいってなりながら約束の時間より大幅に遅刻しての到着でした。もうアリオスのナビの「推奨」を信じないと固く心に誓った瞬間でした。そういえば前も「推奨」で別の友人宅に行った時にものすごい遠回りをさせられた記憶・・・
推奨とかはなんだったのか。
私の考える「推奨」とアリオス(車)の実行する「推奨」には大きな違いがあるようです。そして一生分かり合えなさそうなのでこれからは大人しく「一般」でいきます。例え遠回りでも「推奨」よりは確かに、確実に無茶ぶりをしないでくれる道を選んでくれるはず。

無事友人と合流できたあとは、モスでだべりつつ帰りに彼女を送りがてら本屋に寄ったんですが、そこですべての命運を分けました。
最近某方にお勧めの小説やら漫画やらをお借りしてるんですが、その借りてる漫画が大体ツボに入った上に、まだ2巻しか出ていないというお手軽さも相まった結果、結構な冊数を購入してました。完全なるステマ。でも面白い漫画だったからいいの・・・まだあの本棚には入る隙間があるはず!と思ったんですが、家に帰って改めて見たら、割と詰め込まれていました。あれ?

薄い本が薄いはずなのに結構な面積を占めているこの現実がつらい。

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通販始まりましたー!

タマアキさんとの合同誌
恋水
瑛×デイジー(R18)


アロエさんとの合同誌
るかばんEX2
琉夏×バンビ(R18)

あとでオフラインの方も変更します!
取り急ぎのご連絡でした。

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