琉夏誕生日おめでとおおおおおおおおおおおおおおおおお幸せになれよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!
ということで、30分クオリティーです。
絶賛文章書き不調時期に入ってなにも思い浮かばないよ\(^o^)/
というぎりぎり感が滲み出てる仕様です\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
ごめん琉夏・・・・でも君の幸せはいつだって祈っているよ・・・
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「…琉夏くん、この状況はなんでしょう?」
「だから、今日は俺の誕生日なので、琉夏の日です」
「プレゼントはさっき上げました!」
「うん、もらいました」
「だ、だったら!」
そういって、幼馴染の少女はぐっと琉夏の胸を押して見せた。いつもならばすぐに引くところではあるが、今日はちょっぴり意地悪な気持ちになった。
普段小悪魔のように振る舞う彼女に振り回されるのは、それはそれで楽しい。なんだか女王様に使える従者のような気分を味わえるが、その女王様な彼女が困ったようにオロオロと視線を泳がせている様子はまた違う楽しさがあった。
「な、誕生日だからさ、女王陛下からちゅーの追加プレゼント、ちょーだい?」
「また冗談ばっかりいって」
「冗談じゃない。ちょう本気」
きりっと琉夏は真面目な顔を作って見せた。そうして先ほどよりも数センチ顔を近づけると、壁を背にした彼女はそれ以上下がることはできないのに、それでも逃げるように後退するような動きをする。
(…かわいい)
いつものちょっとだけ勝気な彼女もいいけれど、こんな風な美奈子もいい。まあ琉夏にしてみたら、最終的には美奈子に関わるものがなんでもかわいいにつながってしまうような気がしないでもないが。
しかし新たな発見は素直にうれしく、琉夏の中のいじめっこモードが発揮されてしまっている。
美奈子は視線だけでも逃れるように俯いていて、伏せられた睫毛が細く揺れているのがわかる。
「みーなーこーちゃん」
「……む、むり」
「仕方ないなー」
ぼやいて、琉夏の方が美奈子の額へとちゅっと口づけた。その瞬間、びくっと彼女の身体が震えた。
琉夏はすぐさま美奈子との距離を取り、彼女の一喝が飛んでくる前に逃げを試みる。
が。
ここで予想外のことが起きた。
琉夏が反転し、逃走しようと一歩を踏み出しかけたのと同じタイミングで、ぐっと後ろに引っ張られた。
完全に予想していなかっただけに、彼は思わずたたらを踏む。うわ、と間の抜けた声を出すと、頬に柔らかい感触。え、と思ったその瞬間、
「ばか!」
すぐ耳元で美奈子の声が響いたかと思うと、彼女の方が先に走り出していた。
色々置いてきぼりを食らった琉夏は、暫くそこで立ち尽くす。そうして、さきほど頬に感じた感触を思い出し、指先で触れてみた。
「…………マジで?」
ぽつりとそう呟くと、琉夏はにやける顔を隠すようにその場にうずくまったのだった。
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