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イチジ九

すべからくどうしようもない日常のあれこれ。 ネタバレ盛り沢山ですので注意!

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かまってほしい

ついったのお題ったーで「かまってほしくて気を引く琥一×バンビ」と出たので書きかけをまとめようとしたら  行 方 不 明 事 件 発 生 。
どこいったああああああああああああああ!とトリスタン(PC)の中で総力をあげて捜索をするも見つからなかったので小ネタとしてGS3メンバーで妄想をする暴挙にでました。まじでどこいったのあのSSデータ…


(琉夏)
「(じー)」
「……美奈子、どした?」
「別に?」
「別にいってことないだろ?俺に用事があるんじゃないの?」
「…用事っていうか」
「わかった、かまってほしいとか?」
「違うよ!」
「当たりか」
「違うってば!」
「オッケー、了解。ほらおいで」
「もう!」

(琥一)
「…コウちゃん」
「あ?」
「今、忙しい?」
「別に。…なんだ?どうかしたか?」
「…えっと」
「んだよ、はっきり言え」
「……あの、その」
「……」
「ちょっと、くっついててもいい…かな?」
「…オマエよ」
「だめ?」
「そういう恥ずかしいことを言うじゃねえ」
「はっきり言えっていったのコウちゃんじゃない!」
「ククッ、そんなムキになんなよ」
「…知りません」

(不二山)
「美奈子」
「はい、…うわ!」
「よっこいしょっと」
「ちょ、ちょっと嵐くんなんで抱っこするの!?」
「なんかしたくなった」
「えええええ」
「おまえ、もう少しくらい太った方がいいんじゃねえ?軽い」
「…嵐くんの食事に付き合ってから、十分太ったんですけど」
「そうなんか?わかんねえな」
「……なんか、複雑」
「そうか?」
「そうだよー」
「ふうん、まあおまえならなんでもいいけど」
「…嵐くん」
「ん?」
「ひょっとして、かまってくれてる?」
「俺がおまえにくっついててえの」
「……ありがと」

(新名)
「(後ろからぎゅー)」
「うわ、なにアンタ、どしたの?」
「…どうもしません」
「なにー?甘えてんの?」
「甘えてないもん」
「はいはい、じゃあ俺が甘えたいからちょい腕離して。正面から抱っこしたい」
「やだ」
「なんで?」
「今、顔見られたくない」
「そういわれると俄然見たくなる」
「絶対だめ」


(紺野)
「(紺野先輩と二人きりになるの久しぶりだな)」
「……」
「(今日会えたのは嬉しいけど、やっぱり忙しいのかな)」
「……ねえ、美奈子さん」
「あ、はい」
「僕の顔に何かついてる?」
「いいえ?」
「えっと…それじゃあそんなに見つめられるとちょっと…その、照れるかな」
「あ、ご、ごめんなさい!」
「いや、いいんだ」
「……」
「……」
「……その」
「うん」
「久しぶりに先輩に会えて……嬉しいんです」
「僕もだよ」
「ホントですか?」
「当たり前だろう」
「えっと、それじゃあ…」
「うん?」
「……やっぱり、何でもないです」
「言って」
「…え?」
「君にわがまま、言ってほしいな」
「……そういう風にいうの、反則です」


(設楽)
「せーんぱい」
「なんだ」
「かまってください」
「は?」
「先輩のピアノは好きです。でも今日はわたしにかまってください」
「随分直球だな」
「遠回しにいって怒るのは先輩じゃないですか」
「別に、怒ったことなんかない」
「うそです」
「嘘じゃない」
「だってこの間も、わたしがお好み焼きにマヨネーズ掛けたら怒ったじゃないですか」
「だから怒ってないっていってるだろ」
「やっぱり怒ってる」
「しつこい」
「先輩がです」
「…おまえ、随分言うようになったな」
「先輩のおかげで」
「ふうん、じゃあどれだけ打たれ強くなったか試してやる」
「…すいません、用事を思い出しましたので帰ります」
「遠慮するな」
「します!」

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かまってほしくて気を引くってどこいったという残念な結果になった…

拍手[6回]

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不二山小話

額と額をくっつけるシチュは正義。
嵐さんとバンビのカップルって無自覚夫婦過ぎて回りがやきもきすると思うんですけどどうか。特にやきもきさせられる筆頭は新名です。
「アンタらなんでそんな夫婦っぷり披露してて付き合ってないの!ていうか好きな自覚すらないとか意味わかんねえし!」と地団駄を踏む新名。そんな不憫かわいい新名が愛しい。

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「押忍」
 洗濯物を畳んでいるところへ掛けられた声に反応して顔を上げれば、そこには柔道部主将の不二山嵐がいた。それに対して同じように「押忍」と返せば不二山は制服の入っている鞄を道場の端へと置くと、彼は再び美奈子へと向き直っては洗濯物を畳む彼女の前に腰を下ろす。胡坐をかいて、じっと見つめるその視線は、無表情に見えつつも何もかも見透かされそうでちょっとだけ後ろめたくなる。否、悪いことなどしていないのだが。
 そんなことを考えていると、ふいに不二山の手が美奈子の前髪を持ち上げた。晒された額に一瞬戸惑い、抗議の声を上げるよりも不二山の動きの方が早かった。こつ、と相手の額が美奈子の額にくっつけられる。急に縮まった距離に、美奈子の思考が停止した。ぱちぱちと目を瞬かせると、かつてないほどの近い距離にある不二山の目と目が合った。え、と一瞬戸惑って、反射で逃げようとした身体はやっぱり不二山の方の動きの方が早く、もう片方の手で後頭部を押さえられてしまった。
「ああああああ嵐くんっ?」
「なんだ?」
「いやそれわたしのセリフなんだけどな! どういう状況かなこれ!」
「オマエ、なんか熱くねえ?」
「全然平熱です気のせいですわたしは至って健康です!」
「そうか? 顔が赤く見えたから、熱でもあるのかと思った」
「まったくもって健康優良児だから安心してくださいそして離してッ」
「んー」
「なんで悩んでるの!」
「いやなんか、おまえが焦ってるのみるの面白ェ」
「嵐くん!」
 ぴしゃりと抗議を込めて相手の名前を呼べば、さすがの不二山もくっつけていた額を離して距離を取った。もう、と呻くように呟く美奈子をおかしそうに笑う。
「悪かったて、ほら。もうなんもしねえよ」
「…とかいって、そういう風に笑ってる嵐くんはいつも何か企んでる」
「じゃあ、何すると思う?」
「え」
「当てたらしないでやる」
「…て、やっぱり何か企んでる!」
 言われた言葉に一瞬考え込み、しかしはっと我に返って反論すれば不二山は更におかしそうに笑った。けれどその笑みが引っ込み、ほんの一瞬。本当に一瞬だけ、まっすぐに見つめられた気がした。しかしその目は、美奈子の心臓が一度跳ねる間にすぐにいつもの不二山に戻ってしまった。
 嵐くん、と声を掛けようとした矢先、タイミングを計ったかのようにがらりと部室のドアが開けられる。
「ちょりーす!」
 軽快な後輩の声の乱入にほっとするのと同時、どこかで残念に思う気持ちに引っ掛かる。もう少しだけ不二山と二人でいたかった、なんて。そんなことを考えて、どうしてそんなことを考えてしまったのかと美奈子は首を捻った。

拍手[6回]

新名小話

喧嘩して仲直りにちゅっちゅする新名とバンビを妄想したらご覧の有様である。


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 部屋の空気が、重く重く沈む。
 部屋には美奈子と新名の二人しかいなく、その二人が揃って黙り込んでは視線をそっぽに向けている。美奈子は向けた視線の先にある雑誌を何となく視界に納めながら、こんなつもりじゃなかったのにと内心でぼやく。そうだ。こんなつもりじゃなかった。今日は土曜日の昼下がり。はば学を卒業してから一流大学に進学した美奈子と、一つ年下で高校三年の新名は柔道部主将と同時に受験生でもあり、中々一緒に会える時間が作れずにいた。
 だから、久しぶりにゆっくりと二人で会える日が作れた今日は、どこにもいかずに一人暮らしを始めた美奈子の家でまったりお家デートを楽しむはずだった。――つい、さっきまで。
 お昼に差し掛かる時間帯に訪ねてきた新名と二人、お昼ご飯を食べて他愛もないお互いの近況報告を話し合っていただけのはずなのに、気がつけば言い合いに発展してしまい、気がついたときにはすでにケンカのレベルまで達してしまっていた。
 きっかけは、美奈子の些細な一言だ。
 受験生なんだからと成績を落とさないように気をつけないと、なんて。ちょっとだけお姉さんぶっていってしまったのが新名の癇に障ったのだ。
 彼が「年下」扱いに対して過敏に反応するとわかっていたはずだった。けれど言ってしまった言葉は戻らない。普段は美奈子の言葉には滅多に噛み付いてこない新名の目がすっと細められたのを見て、やばい、と思った。案の定新名から返された言葉は棘のあるもので、いつもの美奈子ならここですぐに謝罪の言葉を返せていたはずのに、どうしてか今日はこちらも素直になることは出来ずに言い返してしまったのが現在の状況を招いた。
 そっぽを向いたまま、美奈子は膝を抱えて顔を落とす。
 違うのに。また、内心でのみ言い訳を呟く。ただ、新名と一緒に同じ大学生活を送りたいから頑張れと伝えたいだけだったのに。けれど意地っ張りになったココロは素直な感情を言わせない。重い空気がさらに拍車を掛けて、息苦しい。
 つと、隣の新名が動く気配がわかった。咄嗟に顔を上げようとして、けれど出来ずにそのままでいる。すると新名は立ち上がって玄関の方に向かったかと思うと、そのまま部屋を出ていってしまった。バタン、とドアが閉まる音のあとに、新名の足音が遠のいていく。
 完全に新名の足音が聞こえなくなってから、じわりと涙が込み上げてきた。熱くなった瞼からはあっという間に涙が溢れ、ぼろぼろとみっともなく零れ落ちる。けれど美奈子は拭うことはせず、膝を抱えてただ泣き続けた。涙と一緒に零れそうになる嗚咽はなんとか堪えようとして、しかし堪え切れなかった部分が途切れ途切れに部屋に響いて更に美奈子を落ち込ませた。
 膝から太ももに涙が流れて、服に涙の染みが広がっていく。
 そうして泣くことに集中していると、再び玄関のドアが開く音が上がる。驚いた美奈子が咄嗟に顔を上げてしまうと、先ほど出ていった新名がそこにいた。泣いている美奈子の顔と正面から目が合ったせいか、一瞬ぎょっとした顔のあとに気まずそうに視線を逸らす。低く唸って、所在なげに目を泳がせる。数秒そうして立ち尽くしていると、意を決したように美奈子へと足を向けた。どさっと乱暴な仕草で彼女の前に座り込むと、いつの間にか手にしていたコンビニのビニール袋から二つに分けられるタイプのアイスを取り出して、割った。新名は顰め面のまま片方を美奈子に差出し、言う。
「……俺も言い過ぎた…から、これで仲直り」
「…に、…ぃな、っぅ、っ」
「ああもう、そんな泣くなって」
「だ、…だって、わた、し」
「わかってるから、ほら」
 言って、新名は差し出したアイスを横に置いて腕を広げる。しかし嫌々と駄々っ子のように首を振る美奈子の腕を掴み、強引に抱き締めに掛かる。美奈子は一瞬抵抗するように身を硬くするものの、新名に名前を呼ばれただけであっさりとほだされてしまった。
「……ごめん、なさい…」
「うん、俺も。ちょっと頭に血が上り過ぎた」
「わたし…、新名くんと…大学、一緒に行きたく、て…」
「わかってるから」
「で」
 も、と続く言葉は新名の唇に塞がれて言わせてもらえなかった。余韻のように頬を伝う涙を指先で拭ぐわれながら、新名は何度も何度もキスを繰り返した。舌と舌とを絡めるような深いものではなく、単純に唇同士をくっつけるだけの淡いキスに、今度は違う意味で涙が溢れてきた。
 泣き過ぎ、と苦笑混じりに新名は囁くと、再び唇を合わせてくる。
 結局美奈子が落ち着くまでキスをしてしまい、折角買ってきたアイスはすっかり溶けてしまったのは言うまでもない。

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四月一日その2

(嵐さんとバンビ)

「嵐くん」
「ん?」
「わたし、マネージャー辞める」
「だめだ」
「え」
「だめだ」
「…えと、ちょっとは理由を聞いてくれても」
「理由聞いてもオマエを辞めさせるつもりはねえ。だから聞く必要もない」
「それってどうなのかな!少しくらいわたしに譲歩をくれたっていいと思うんだけどな!」
「じゃあ本当に辞めたいのか?」
「……いやその」
「本気だったらわかる。しかもオマエのことならなおさらな」
「あ、嵐くん?」
「つまんねー嘘つくな。バレバレだ」
「な、なんでー!」
「オマエ、嘘つくのへただから余計。そんなことしなくたって、俺はオマエのこと信用してる」
「……なんか、うまく誤魔化されてる気がする」
「そんなことねえよ」
「嘘だー」
「じゃあどうしたら信じる?」
「……その切り返しがずるい」
「ん。……でも、本当にオマエがマネージャー辞める気だったら、どうやったら引きとめっかな」
「…なんかこわいこと考えてない?」
「オマエが辞めなきゃいいだけの話だろ」
「そうだけど!」
「とりあえず、今日の打ち合わせするか」
「…はーい」

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四月一日

「美奈子美奈子」
「どしたの、琉夏くん?」
「ん」
「え、なに」
「何、ちゅー待ち?」
「なんで!?」
「だって美奈子、ちゅーしてくれるって約束したじゃん」
「してないよ」
「したって」
「してません」
「ホントホント、ほら、ちょっと思い出してみ?」
「ええ?」
「先月の第二週の水曜日の放課後の帰り道辺りとか」
「先月の? 第二週の…?」
「うんそう」
「…えーと」
「ほら、約束してただろ?だからほら、おいで」
「ちょっとまってちょっとまって! やっぱりしてないって!」
「どうしても?」
「約束してないのにどうしてもなにもないでしょ、琉夏くんのうそつき!」
「ちえ、引っかからなかったか」
「もう、嘘つきはだめなんだから」
「うんゴメン、でも今日は嘘ついていい日だから」
「へ?」
「四月一日、エイプリルフール」
「だ、だからっていっていい嘘と悪い嘘があります!」
「俺としては、騙されてくれても良かったんだけど」
「もう!」
「ははっ、ゴメンゴメン」
「…知らない」
「あ、コウだ」
「え?」
(ちゅ)
「なんちて、嘘。あとゴチ」
「琉夏くん!」


ハッピーエイプリルフール!一生やってろバカップル!\(^o^)/

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