仕事中に一斉にアラームが鳴り響いた上に、制服のポケットにいれた携帯もハウリングみたいな音を出しはじめたの物凄い焦ったらドコモからの緊急地震速報でした。初めて受けとったよこんなの!
仕事上がってからついったを覗いたら全キャリアに配信されてたようで、びっくりしたのが私だけじゃなくて安心しました(そこ)
しかし福島県で震度4、栃木埼玉茨城が震度3らしいのですが、うちの会社はびくともしませんでした…同じ関東でも地域にも寄って反映されていないところもあるみたいですが、何より無事なのが一番ですね!
そして焦ってカンパンを探すのである。落ち着いて私。
今日はなんだか木曜な気がしてましたが、真実は水曜日でどっと疲れが……あと二日頑張るのぜ。
そして久しぶりに瑛くんにカッとなったので小話を投下してゆきます!
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今日の空模様は気持ちの良い秋晴れだ。暫く雨続きだったので、太陽が姿を見せているだけでなんとなく嬉しい気持ちになる。太陽も雨もどちらも大切なのはわかっているけれど、やっぱり雨ばかりだと気持ちも沈んでしまうもの。ついでにいうならばクラスメイトの針谷の機嫌もナナメになってしまうので(理由、雨のせいで髪のセットが決まらないから)、やっぱりお天道様の力は偉大なのかもしれない。
そんなことを考えながらのランチタイムは、太陽の近い屋上でと行きたいところだったけれど、何となく進路を変えて中庭の端っこにやってきた。校舎の影になったそこには太陽の光は届いていないので、どことなく薄暗く感じる。少し先にいけば念願の太陽の光を浴びるこはできるのだが、それは敢えてしないでおく。それというのも、
「何こんな暗いところで飯食ってるんだよ」
罵声とともに飛んできたチョップを後頭部に受けて、いたい、と抗議の声を上げる。振り返った先には我が校のプリンスとして謳われている佐伯瑛が、プリンスらしかぬ皮肉な笑みを浮かべていた。ああもうと内心でのみ、唸る。思わず口に出して言おうものなら、チョップ第二弾がやってくるのは明白だからだ。ああもう。と二度同じ言葉を呟いて、けれど口許は笑ってしまう。それはつまり、ここにいれば彼がやってくるという確信があったから。それがまんまと的中したのだから、思わず笑みも浮かんでしまうというもの。
「おまえ、何笑ってんの?」
「別に。瑛くんこそ今からお昼?」
「まあな」
どっかりと隣に腰を下ろす様子から、どうやら一緒にお昼を食べてくれるらしい。そうすると、顔の笑みは自分で自覚できるほど気持ちの悪いものになっていく。ので、とりあえず誤魔化すように、ジュースのパックから伸びたストローに噛みついた。甘いオレンジジュースの味で込み上げる笑いを中和していると、瑛は手作りらしいサンドイッチを披露する。おいしそうだ。
「サンドイッチ、おいしそうだね?」
「俺が作ったんだから、当然」
「あ、やっぱり瑛くんが作ったんだ」
「やっぱりってなんだよ」
「なんとなく、瑛くんっぽいなって思って」
そういってみれば、そんだそれと呟いてそっぽを向かれてしまった。あれ、怒らせた? と顔を覗くように追いかければチョップが飛んできて、本日二発目のそれを今度は額に頂いてしまう。
「いたいってば、瑛くん!」
「ウルサイ。有り難く分けてやるから、大人しく食べなさい。お行儀の悪い子はお父さん許しませんよ」
「…はーい」
厳しい「お父さん」からのお叱りを受けてしまったので、大人しく返事を返して食事を再開させる。半分にちぎられたサンドイッチを受け取り一口食べれば、それは予想を裏切らずにおいしい。
先程怒られたことも忘れてぱっと顔を輝かせ、言う。
「お父さん、おいしい!」
「わかったわかった」
褒めたはずなのに、なぜ呆れられてしまっているのか理不尽さを感じる。しかし口答えをしたあとのチョップ第三弾の飛来は容易に想像できたので、黙ってお昼ご飯を平らげるのに専念するのであった。
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