・海の底(有川浩)
人間VSザリガニバトル話。頭の中ではミニチュアバルタン星人が思い浮かびましたが、冷静に体長3メートル超えのザリガニとか怖い。しかも港制圧されるくらいの数とか。
なので対ザリガニの描写は今まで読んだ有川浩の作品の中では一番表現がえぐかったかなあという印象。さらっと受け流せばいいレベルなんですが、私はいちいちその現場を頭の中で想像してしまうのがいけない…リングを読んだときも頭蓋骨を井戸から掘り出して云々を想像して後悔したというに…
しかし登場人物の冬原と夏木がべらぼうにかっこよくてはげた。「夏!」「冬!」って名前呼ぶだけで意思疎通できてしまう関係とかに弱いんだ…そして望ちゃんの男前っぷりにもんどりうってごろごろするわけである。望ちゃんかっこいいよかわいいよはあはあ!
・空の中(有川浩)
私的にはちょっと読んでいて疲れてしまった作品。
なので感想は控えめになるものの、しかし最後の宮じいの話ではしっかり泣いてしまいましたが。むしろ宮じいに全部持っていかれた感。
そしてこの「海の底」と「空の中」の登場人物が「クジラの彼」に続くと気が付いた。遅い。
いつも読む順番を間違えてしまうのは、手当たり次第に買っては読むからですね!だって見つけたら買って読みたくなるんだもの!
これから友人に貸すときは「海の底」「空の中」「クジラの彼」のセットで貸そうと心に誓いました。
・塩の町(有川浩)
有川浩デビュー作品をようやく読むというのが上記の理由でおわかりいただけただろうか(……)
しかしデビュー作品というだけあって、すごく「有川浩」なお話でした。やっぱり私はこの作者の書き方と話しの持っていき方がすごく好き。秋庭さんと真奈ちゃんとF14のくだりが好きで好きでたまらない。
読み始めは人生滅亡かと暗い気持ちになりましたが、最後は全部吹っ飛ばしてくれました。
一つの恋のおまけで世界が救われるという表現がすごい。大好きです。
そんなわけでついに図書館戦争にも手を出してしまいました、アーッ!
ハードカバーで一冊だけ買ったんですけど、これって文庫化されてるのかしら?
文庫されてるならそっち買うんだけどな…!ハードカバーは場所を取るんだ!!
まだもう少し有川フィーバーは継続しそうです。
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