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イチジ九

すべからくどうしようもない日常のあれこれ。 ネタバレ盛り沢山ですので注意!

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おっぱいは揉むと大きくなるわけじゃないんだよ!

昨日見ていたTVで衝撃の事実を知ってちょっとだけカッとなってしまったアレな小話。

ちょっとだけいかがわしいので畳みます。






(天童と1主の場合)

『おっぱいは脂肪なので、揉みすぎるとなくなってしまうんです』
「え」
 テレビから聞こえてきたその情報を耳にして、美奈子は雑誌から顔を上げた。何となくで点けていただけの番組だったのであまり真剣に見ていなかったのだが、寝耳に水な発言に対して思わず姿勢も正すというもの。雑誌を閉じて横に置くと、ちょっとだけ身を乗り出して真剣に解説する女性の話を聞き逃すまいとする美奈子。
 つと、何とはなしに自分のささやかな胸元へと触れてみた。先ほどの女性解説者の言うことが本当ならば、一向に成長しないのも頷ける。成長させるどころか減らしていたのかと思うと、ますます落ち込んでいく。
 と、
「みーなこ」
「うひゃあああああ!」
 ぬっと後ろから伸びてきた手が、美奈子を抱きしめるように回ってきた。そのままふーっと耳に息を吹きかけられたので、裏返ったような悲鳴を上げてしまう。
「そんな驚かなくても」
「じ、壬くんが悪いんでしょ!」
「じゃあお詫びする?」
「は? ちょっ」
 首に回されていた手の片方が、無造作に美奈子の胸を掴んで揉んだ。そのままもにゅもにゅと揉み始める。ふあ、と口から勝手に変な声が出て、思わず流されそうになったところへ先ほどの言葉が思い出された。

『おっぱいは脂肪なので、揉みすぎるとなくなってしまうんです』

「…だ、め!」
「ぐえ」
 両手で相手の顔を掴んで引きはがそうとして、今度は違う意味での変な声が天童から上がった。
「み、美奈子さん…?」
「…えっと、その」
「とりあえず、手ェ離さねえ?」
「あ、ごめん!」
 ぱっと美奈子は天童の首を捻っている手を離し、俯く。ちらりと点けっぱなしのテレビへ視線を向ければ、いつの間にか話題は違うものに変わっていた。
「美奈子ー?」
 隣にやってきた天童が、伺うように声を掛けてくる。美奈子は両足を抱えて膝の間に顔を埋めてしまう。
「なに、どうした?」
「…どうもしない」
「嘘つけって」
「うそじゃないもん」
「じゃあこっち向く」
「うー…」
 がし、と頭を掴まれて強制的に顔を上げさせられてしまう。
「ほら、言ってみ?」
「……さっき、テレビで」
「うん」
「…おっぱいは揉むと小さくなるっていってたらか、だから」
「え? まじで?」
「まじで! だから揉むの禁止!」
 そう美奈子が啖呵を切るように言い放ったタイミングで、テレビ番組がちょうど終わりのまとめに入ったようだった。そこでは確かに女性の胸は脂肪で、揉むことによって小さくなるといってる。だが、そもそも女性の胸を大きくする要因は女性ホルモンに左右される、とも付け加えられていた。
「なあ美奈子」
「なに?」
「揉まないで女性ホルモンが出るようにすればいいんだから、吸ったり舐めたりするんのはいいんだよな?」
「うん。……うん?」
「よしわかった。今日はそれいこう」
「ちょっとまって、ちょ、ちょ、ちょちょ!」
「はいバンザーイ」
「壬くんお風呂入ったばっかりでしょ!」
「もう一回おまえと入る。つうか、風呂でヤる?」
「ばか!!!!」




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(佐伯とデイジーの場合)

 美奈子がテレビを見ている横で、佐伯は最近購入した洋菓子の本のページを捲っていた。つと、その本の中でもあかりが好きそうなケーキを目にして、なあ、と彼が声を掛けるよりちょっとだけ早く、ねえと呼びかえる彼女の声の方が早かった。
 顔を上げて相手を見れば、何故か真剣な表情のあかりの顔があった。
「な、なんだよ」
 思わずその迫力に一瞬押されて問えば、彼女はずいっとさらにこちらへと顔を近づけてきた。そして、
「おっぱい揉んで」
「………は?」
「テレビ、今言ってたでしょ? おっぱい揉むと大きくなるんじゃなくて、小さくなるんだって!」
「………は?」
 同じ単音を繰り返して言うも、あかりは気にせず熱弁を続ける。目の前のテレビは彼女の言う「揉むとおっぱいが小さくなる」という説明を繰り返していて、それを暫く見ているとあかりが佐伯とテーブルの間に割り込むようにしてきた。強制的に後ろからあかりを抱きしめるような形になった上、彼女は佐伯の手を掴むと自身の胸に押し当てた。
「お、おい」
「よろしくー」
 態勢と反して何とも色気のない声でいうあかり。風呂上りなのもあって、当然パジャマ姿の彼女は下着などつけていない。一枚生地を隔てているとはいっても、その柔らかさは十分に伝わる。ついでにいえば、胸のボリュームもだ。
「小さくなれば、この間買ったシャツも着れるかなあ」
 ムラムラと妙な気分になりつつある佐伯とは対照的なほど呑気な声を上げながら、あかりは先ほどまで彼が見ていた本を気楽に捲り始めてしまう。第三者からみたら何とも不自然極まりない光景に、佐伯自身も戸惑いながらもとりあえず手のひらを動かしてみる。もにゅもにゅもにゅ、と相変わらずな柔らかさをその手に感じていると、ふいに指先が胸の突起に触れた。途端、小さくあかりが反応する。
「……あかり」
「ちょ、こら、そこは弄らなくていいの…ぁ」
「揉むだけなんて、できるわけないだろ」
「あ、だめ、…こら」
「いいから、ちょっと黙ってろ」
「んん、て、あっ」



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どっちにしたってやることは一緒だっていうことですねサーセン!

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