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イチジ九

すべからくどうしようもない日常のあれこれ。 ネタバレ盛り沢山ですので注意!

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年下バンビ(下のつづき)

「ちょっくら」が方言だと知って動揺を隠しきれない私ですこんばんわ。
…「だいじ」が方言なのは知っていたが、まさか「ちょっくら」までとは……結構使ってたよしまった!!
身近なところに隠れているのが方言の恐ろしいところです。

話変わって昨日の年下バンビがついったでわっふるされたので続きでござる!
SUMATAにしたのはただの趣味ですサーセン。
そして思ったより重くなってしまって何を隠そう私が一番びっくりだ。

全力でいかがわしいの大丈夫な方のみつづきからどうぞ。






(お、落ち着いて落ち着いて。相手は寝ぼけてる上に殆ど寝てる状態なんだからなにもないない大丈夫大丈夫落ち着いて行動しよう落ち着いてわたし、落ち着いて!)

 と、実際殆ど落ち着けていない美奈子ではあったが、何とか脱出試みようと琉夏の腕の中から逃れるように身じろいだ。が、もちろんそんな程度で抜け出せるのなら、とっくに脱出は成功している。

「…なんで家に来ちゃった?」

 ふと、寝ていると思っていた琉夏から、低い声が訊いた。驚いて顔を上げれば、さっきは寝ぼけてぼんやりとしていたはずの目にはしっかりと意志の色が宿っている。

「お、起きたなら放して」
「何でここに来たのか教えてくれたら、放してあげる」

 意地の悪い交換条件を引き出して、琉夏はわらう。

「オニイチャンに隠し事なんて、駄目だぜ?」
「ほ、本当のお兄ちゃんじゃないでしょっ」
「うん、だからさ」

 そこまでいって、琉夏はのそりと身を起こした。美奈子を見下ろすような体勢を取って、彼女の顔の横に両肘をつく。琉夏の長い髪の毛先が頬に触れるほどに、お互いの距離は近いままだ。

「この間みたいないたずら、またしちゃうかも」
「ルカちゃ」
「それとも期待してる? ああいうことされたくて来たの?」

 そういうなり、琉夏は美奈子の胸の上に手を置いた。途端、一週間前の行き過ぎたじゃれあいを思い出す。小さな胸を琉夏の手が多い、ささやかに盛り上がっている乳房を揉まれた。時折先端を摘むように弄られれば、何とも表現し難い感覚が自分の中で生まれる。
 そうして、去り際に掠めるようなキスをされたこの一週間、ずっとずっと琉夏のことで頭が一杯だった。受験勉強に手がつかないほど琉夏に対して思い悩み、それを解消するためにここへきたというのに、どうして悩みの原因である琉夏からは非難めいた視線を向けられているのだろう。
 色素の薄い琉夏の目に見つめられて、ひどく居心地が悪くて仕方なかった。

「あの、わたし」

 相手の沈黙がこわくて、美奈子は何かしゃべらなければいけないと口を開く。しかし琉夏は美奈子の言葉を無視するかのように、胸に置いた手を動かした。この間とは違う、制服越しのごわごわとした感触が胸に伝わる。

「や、ルカちゃんッ」
「今日はもう少し先までいってみようか?」

 胸を揉む手を止めようと腕を掴むものの、はなから力では敵わない。左手が右の胸を揉んでいる間に、右手が制服のブレザーのボタンに指を引っ掛けて外していく。ボタンの数が少ないため、あっという間に前を開かれると、ルカは中に着ているシャツのボタンは外さずにスカートから引っ張り出した。そうしてそのまま服の中に手を差し込み、前回と同じ要領で胸を覆っているブラジャーを押し上げる。

「いや、やだ」
「やじゃないだろう。この間だって感じてたし」

 ほら、と言って、琉夏は先端の突起部分を摘んで見せた。

「ぁっ」
「気持ちいいだろ?」
「ちが、あ、んぅ」

 問われた言葉に否定しようとするも、それは途中で鼻から抜けたような音に変わる。前回より胸を揉む力が強くて、美奈子は耐えるように目を瞑って顔を逸らした。ら、その首筋をぬるりとした感触が這った。突然現れた未知の感触に驚いて、折角閉じた目を開いて首を動かそうとしたが金色の髪が視界に写るだけで元の位置に戻せない。
 と、ふいに胸を揉む手が止まった。
 ようやく開放されるのかと内心でほっと安堵の息を吐いたのも束の間、琉夏の手が胸からお腹を辿り、スカートを捲り上げると太ももを撫で上げた。さらにショーツの上から美奈子の中心部分に触れてきたかと思うと、指先がショーツのウエストのラインを引っ掛けて直に触れようと侵入してくる。

「や…!」

 反射的に、短く悲鳴を上げた。しかし琉夏の手はそんな悲鳴ごときが止まる気配は見せず、そのまま無遠慮に手首までショーツの中へ押し込んでしまう。彼の中指が恥毛を撫で、他人に見せたことはおろか触れさせたこともない割れ目をなぞる。

「濡れてる」

 言われて、カアッと体中に熱が点った。自分のそこがどうしてそうなるのか、すでに学校の授業や少しだけマセた友人たちから聞き及んで知っていた。知ってはいたが、本当にそこがそういった反応をするのなんて思ってもみなかったし、そもそもどうして琉夏と自分がこういう状況になっているのかと、パニックになった頭の中では疑問ばかりが浮かんでは消えていく。
 なんでとどうしてと疑問は正しく言葉にすることはできず、口にする前にただの音となって零れていった。
 濡れた溝を琉夏の指が往復して、それが思考能力を奪っていく。

「美奈子、後ろ向いて」

 唐突に言われて、美奈子は反論をするでもなく殆ど促されるままに身体を転がした。琉夏の枕に顔を埋める状態になると、彼の手が腰を掴んで引き上げる。膝立ちにされてお知りを琉夏に突き出すような体勢になれば、ショーツがずるりと引き下ろされた。当然スカートも捲りあがっているので、殆ど裸の状態の下半身を琉夏に晒す状態だ。美奈子は枕に埋めた顔を動かして後ろを振り返ろうとした。が、急にさっきまで指でいじられた割れ目の部分へ、今度は指とは違う熱くて硬いものが押し当てられたために驚いて再び枕に顔を埋めてしまう。

「大丈夫、挿れはしないから」

 何が? と言おうとして、しかし宛がわれた熱がスライドしたことにより再び言葉の形にはならかった。ぬる、ぐち、ぐちゃくちゃ、ぐちゅり。濡れた水音が大きくなったのに比例して、正体不明の感覚の波も大きくなっていく。

「足、閉じて。ぎゅってして」

 背後から聞こえる琉夏の指示に、美奈子は無意識に従った。太ももに力を入れて、崩れそうになる体勢をどうにか枕に縋るようにして堪える。殆ど隙間がなくなった状態の太ももの間の間を、熱い熱が往復する。さっきよりも密着しているせいか、濡れそぼった溝に接する面が多くなった。さらに琉夏の動きが大胆になったのも手伝って、その先端がまだ皮を被った状態の肉芽の上を擦った。ら、今までの中で一番の衝撃が駆け抜けた。例えるならば、感電をしたらこんな感じだろうか。しかしそれを深く考え込む余裕もないまま、熱はさらに美奈子を攻め立てる。

「ふ、あ、ルカ、ァッ、あん!」
「…やべ、結構クるな。これ」
「だめ、やだ、あッあ!」

 腰を掴んでいた手が、再び前に回って胸を揉み始めた。きゅうときつく先端を摘まれると、お腹の奥がきゅんと縮むような錯覚を覚える。

「あん、あ、ル、ん! ルカ、ちゃんッ」

 頭の中が、真っ白になっていく。目の前がチカチカして、はしたない声がひっきりなしに上がる。声を出しっぱなしなせいで、酸素も足りない。うまく、頭が回らない。そもそもこんな状況で冷静に物事を考えられるはずがないので、美奈子はただただ琉夏の名前を呼び続けた。

「ルカちゃ、ンっ、す、きぃ」

 ふいに、名前と喘ぎの隙間、その単語が口から零れた。すき。自分で言ったはずなのに、何故かその単語は一瞬の間を置いてから美奈子の耳に届いた。途端、口は無意識にその言葉を反芻する。すき。ルカちゃん、すき。

 好き。

 喘ぎと名前の間にその単語のバリエーションが加わると、何故か琉夏の攻めが強くなった。
 そうして、何かの波がくる、と感じた。「何か」としか形容し難い何かがまるで津波のように美奈子を襲い、あっという間に彼女の意識を飲み込んだ。おそらく意識を飛ばしたのは一瞬で、すぐに目を覚ましたのも自分のお尻に掛かる熱によるもののせいだった。そうはいっても自分で起き上がれる気力はなく、美奈子はベッドに倒れこんだまま動けずにいた。

「…おまえが本当の妹なら、こんなことしないのに」

 ぼそりという、琉夏の声がひどく遠い。
 しかしこのときの美奈子にはその声は遠過ぎて、言葉の意味を理解する前に意識を手放してしまった。

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